管理者が暇そうに見える正体

管理者って、

たまに「暇そう」に見えることがあります。

現場で手を動かしていない。

慌ただしく走り回ってもいない。

パソコンの前で、ぼーっとしている時間もある。

「何をしているんだろう」と

思われても不思議じゃない。

手を動かさなくなっただけ

管理者が暇そうに見えるのは、

何もしていないからではありません。

やっていることの種類が、

目に見えなくなっただけです。

以前は、

売り場を見て、

数字を見て、

指示を出して、

自分で動いていました。

でも今は、

それを誰が担っているか、

どこで詰まるか、

次に崩れそうなのはどこか。

そういうことを

頭の中で整理している時間が増えました。

何も起きていない時間が、一番忙しい

トラブルが起きていない。

数字も大きく崩れていない。

現場も静か。

そんなときほど、

実は一番考えています。

何も起きていない理由は何か。

この状態は、どこまで続くのか。

次に手を打つなら、いつがいいのか。

「今すぐ動かない」という判断も、

立派な決断です。

現場から、構造へ

現場にいるときは、

成果が分かりやすい。

やった分だけ、

結果が返ってくる。

でも、管理者の仕事は違います。

仕組みを変える。

役割をずらす。

負担を分散させる。

それらは、

うまくいくほど目立ちません。

何も起きなかった、という結果だけが残る。

だから、

外から見ると「暇そう」に見える。

決めているのは、静かなところ

管理者は、

派手な決断だけをしているわけではありません。

むしろ、

誰にも気づかれないところで、

・今は触らない

・もう少し任せる

・ここは線を引く

そんな小さな判断を、

何度も重ねています。

それは、

忙しそうには見えません。

でも、

軽い判断でもありません。

暇そうに見えるのは、悪いことじゃない

管理者が暇そうに見えるのは、

現場が回っている証拠でもあります。

誰かが無理をしていない。

誰か一人に負担が偏っていない。

そういう状態をつくれたなら、

それはちゃんと仕事をしている、ということです。

最後に

管理者は、

忙しさを演出する仕事ではありません。

何も起きていない時間を、

どれだけ静かに守れるか。

そのために、

今日も考えている。

それが、

「暇そうに見える正体」だと思っています。

Second Desk ―― 仕事のあとに、もう一つの机。


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