マネジメントがつらくなる理由

気づいたら、

引き受ける側に立っていました。

誰かに頼まれたわけでも、

そうなろうと決めたわけでもない。

ただ、

目の前の判断を放っておけなかった。

今ここで止めないと、

誰かが無理をする気がした。

成果よりも、

この一手でどこに歪みが溜まるか。

それを先に考える癖が、

いつの間にか、自分の立ち位置を決めていました。

そして気づくと、

同じ景色を見ている人が、

少しずつ減っていった。

引き受ける側に集まるもの

引き受ける側のところには、

自然と仕事が集まります。

判断、確認、調整、責任。

「これ、どう思いますか?」

「最後だけ見てもらえますか?」

一つひとつは小さい。

でも、確実に積み上がっていく。

しかもそれは、

断りづらいものばかりです。

逃げ場がなくなる理由

役割を限定されている人には、

「できない理由」があります。

でも、引き受ける側には、

それがありません。

分かってしまう。

気づいてしまう。

考えてしまう。

だから引き受ける。

結果、

一番最後まで残る場所に

立ち続けることになります。

忙しさの正体は、仕事量じゃない

マネジメントがつらいのは、

仕事が多いからじゃありません。

ずっと、

考え続けているからです。

数字と人。

現場と上。

短期と長期。

どれも正解がないまま、

毎日、選ばされる。

考える人ほど、

その板挟みの中心に立ち続けます。

ある日、生まれる違和感

不思議なことに、

仕組みが回り始めると、

別の違和感が生まれます。

「自分がいなくても回る」

健全な状態のはずなのに、

どこか落ち着かない。

役に立っている感覚が、

少しずつ薄れていく。

これは、成長のサインでもある

この違和感は、

失敗ではありません。

現場を回す人から、

構造を考える人へ。

役割が変わり始めたサインです。

でも、

この切り替えには

誰も答えをくれません。

だから多くの人が、

ここで立ち止まります。

次に考えるべきこと

「もっと頑張る」ではなく、

「どう役割を変えるか」。

自分が動くことで回る現場から、

自分がいなくても続く構造へ。

その境目に立ったとき、

人は一番しんどくなります。

でも同時に、

一番自由に近づいている場所でもある。

引き受ける側が苦しくなるのは、

能力のせいじゃない。

立っている場所が、

変わっただけ。

今は、

その境界線に立っています。

Second Desk ―― 仕事のあとに、もう一つの机。


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