「できる人が全部やる組織」が、うまくいかなくなる理由

僕は、

「できる人が全部やる組織」

が好きじゃありません。

正確に言うと、

それしか選択肢がない状態が、好きじゃない。

最初は、僕もその側でした。

周りを見れば、

考えない人、責任を避ける人、

言われたことしかやらない人が多くて、

「だったら自分がやった方が早い」

そう思って動いていました。

結果も出ました。

評価もされました。

任される仕事も増えました。

でも、ある時から違和感が出てきました。

気づけば、

自分がいないと回らない。

自分が踏ん張れば、

今日もなんとかなる。

でもそれは、

組織が強くなっているわけじゃない

ということでもありました。

周りのモチベーションが低い。

考えない。

動かない。

正直、苛立つこともありました。

だから僕は、

マネジメントの本を読み漁りました。

理論も、仕組みも、たくさん学びました。

でも、現場は本の通りにはいきません。

そこでようやく、

自分の考えが少し変わりました。

「なぜ動かないのか」

「なぜ考えないのか」

それを嘆くより先に、

動かなくても成立してしまう構造

考えなくても怒られない環境

を、自分が作っていなかったか。

思いやりで支え合うことは大切です。

助け合いも、声かけも、必要です。

でも、

それだけでは持たないことも知っています。

誰かの善意や根性に頼る組織は、

必ずどこかで歪みます。

だから今は、

それを仕組みに変えていく作業を考えています。

役割をはっきりさせる。

判断基準を共有する。

「やらなくていいこと」を決める。

誰か一人が無理をして回す場所ではなく、

それぞれが役割を持って、

長く戦える場所。

誤解されたくないのですが、

僕は綺麗事だけを言いたいわけじゃありません。

結果も大事です。

数字も責任も、軽くはありません。

ただ、

個人が消耗して回す組織に未来はない

と、本気で思っています。

正直に言えば、

僕自身も途中から考えを改めた側です。

流されていた時期もありました。

「まあいいか」で済ませていた頃もありました。

でも、ある時から、

それじゃダメだと思うようになった。

成り上がった、というほど大げさじゃないけれど、

立ち位置は確実に変わったと思っています。

このブログでは、

こういう仕事の話も書いていきます。

成功談でも、

ノウハウ集でもありません。

現場で考えて、

迷って、

選んできた判断の記録です。

もし今、

仕事に慣れてしまって、

どこかで思考を止めかけているなら。

この話が、

少しでも引っかかれば嬉しいです。

Second Desk ―― 仕事のあとに、もう一つの机。


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